私が獣医師になってから30年の間に、動物たちは家族の一員としてより愛されるようになりました。その間、人と同じように獣医療の世界でも、診療科目に分かれた専門医が誕生するなど進化を遂げています。皆様のご家族の一員である犬や猫の平均寿命もぐんと伸び、動物病院は「病気になったから行く」場所から「病気にならないように行く」場所へと変化する必要があると感じています。それらのニーズを踏まえ、当院では一般診療はもとより、年齢に応じた健康診断の提案、老齢期でのQOL（生活の質）の改善やがん終末期の緩和ケア、介護ケアにも取り組み、地域の人と動物との生活がより豊かになるよう、あらゆるサービスを提供できるよう努力しております。
こんにちは。院長の横井 愼一です。
今、皆さんは動物病院という医療現場についてどうお考えでしょうか？
ご家族は、”近いだけで病院を決める” わけではなく、「正確で適切な治療とインフォームドコンセントがしっかりした病院」を、さまざまな情報により選んでいます。
では、これからの動物病院に何が要求されるのか？
それはご家族とその動物に寄り添い、質の高い優れた獣医療と愛情深いサービスを提供することだと思います。そのために、すべての獣医師や動物看護師は日々地道な努力が必要なのです。私たちは、その地道な努力ができる志の高い人を求めています。
獣医師として「小動物臨床において自身の技能と知識を常に高め、動物のご家族とその動物に的確な治療とアドバイスを行うことに最善を尽くす」。動物看護師として「動物の医療現場に携わり、動物の健康やご家族との良い関係づくりを担うことに喜びを感じられる」。そんな獣医療人を目指す方を応援していきたいと考えています。日々のルーチン・ワークだけでなく、専門知識や技術の向上のため、各セミナーへの出席だけでなく、専門の先生を病院外から招聘し、スタッフの個人能力の向上をバックアップできるよう働き甲斐のある職場作りを常に心がけています。この病院のメンバーの一員として、あなたの可能性を試して見ませんか？
院長って誰しも孤独だと思うんです。自分が進んでいる方向が、本当に正しい方向かどうか、時に見失うことがあったりする。それをちゃんと良い方向に進んでいるのか少し間違っている方向に進んでいるのかというのが、VCAJの本部の方にお尋ねするとすぐ答えていただける。本部の人の人柄もすごく良くて素敵な人ばかりで、人事の方、病院をサポートされている方に関しても何一つ文句がないですね。
やはりVCAJの仲間がいるということは僕の中でもライバルがいっぱいいると思っていて、僕自身はVCAJの中でもトップクラスにいたいなと思うので、本部の人たちとうまく協力して病院の運営を頑張っています。
たくさんあるのですが、もともとの病院とは勤務体制など変わらず変化があまりないところがいいところだと思います。私はアメリカでの生活経験があり、英語が話せるのですが、今までの業務では活かす場がなかったのですが、VCAJの本部の方から声をかけていただいて、今は翻訳の仕事もさせていただいています。やってみて初めてすごく楽しいなと思って、獣医療中でも自分の英語力を活かす分野があると初めて知れて、もっとやっていきたいと思っている。今までのVCAJがない病院のままだと、そのような仕事には出会えなかったと思っているので、そこを魅力的に感じています。
CSR（企業の社会的責任）活動の一環として、令和2年1月には、旧病院場所に保護猫、保護犬たちの為のカフェ「ネコリパブリック大阪熊取町店」を立ち上げ、令和2年2月には、「ＮＰＯ法人しっぽのごえん」を発足しました。こちらでは犬、猫譲渡会、しつけ教室、市民セミナーを行い人と動物の福祉を地域の皆様と一緒に考えます。今後は動物医療と並行してこれらの活動も積極的に行います。
就職したばかりの頃は、覚えるべきことが多すぎて、何から手をつけたらよいのか分からず、すべてのことが中途半端になってしまいがちです。
当院では、研修プログラムを設け、共通プログラムに則った教育を指導獣医師が行います。さらに、4～7月は2週間毎に大阪府立大学獣医臨床センターで行われる「泉州勉強会新人研修」に参加し、「泉州勉強会症例検討会」で年1回症例発表を行います。
当院では、診察を行った症例のカルテを指導獣医師が確認するようにしています。
主にカルテの書き方、検査や治療の内容、ご家族への説明の仕方をアドバイスします。
当院では、定期的に院外講師を招聘しています。各分野に精通した講師に院内でセミナーをしていただくことで、その分野の最新の情報を学ぶことができ、獣医師全員の知識の向上にもつながります。
これまで一般内科、腫瘍科、整形外科、歯科、泌尿器科、麻酔科、エキゾチック科の先生にセミナーをしていただきました。
当院では、病院が費用をすべて負担し、各獣医師にあった学会や院外のセミナーに積極的に参加してもらっています。
学会、セミナーへ参加することは、院内だけでは学べない最先端の診断法や治療法を知ることでモチベーションをアップさせたり、現場の診療で最新の獣医療を取り入れた診療を行うことが出来ます。また、セミナー終了後はレポートを提出してもらいます。これにより、学んできたことの復習ができ、参加できなかった獣医師も知識を共有することができます。3年目以降は様々な認定医に向けての講習会への参加応援も行います。
当院は、完全週休2日制であり、休みの日に出勤することはほとんどありません。また、入社して半年以降からは有給休暇を取得し、長期休暇に海外旅行も可能です。仕事を効率よく行うためには、仕事と休みのメリハリをつけることが大切です。女性の方は、産休・育休制度を完備しています。現在も、産休・育休を経て復職されているスタッフが在籍しております。
仕事をしているとやりがいを感じることも多いですが、様々な壁にぶつかり、不安やストレスを感じることもあります。それらを抱え込んでしまうと肉体的にも精神的にも負担が増え、仕事に支障をきたす可能性があります。当院では、そのようなことのないよう普段から他の獣医師やスタッフがコミュニケーションをとり、サポートを行うよう努めています。また、院内だけでなく、院外でも食事会やスポーツ大会などで他のスタッフとのコミュニケーションを図るようにしています。
