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PAL動物病院グループの愛玩動物看護師がアジア初の動物看護国際学会で講演・受賞しました
VCA Japan動物病院グループ PAL動物病院に所属する愛玩動物看護師の 黒瀬 安寿加 看護師長が、2026年3月29日から31日にかけてマレーシア・クアラルンプールで開催された「1st Asian Veterinary Nursing Conference(AVNC 2026)」に参加しました。
AVNC 2026は、アジアで初めて開催された大規模な動物看護師の国際学会です。日本をはじめ、マレーシア、シンガポール、台湾、香港など15の国と地域から600名以上の動物看護師が参加し、各国における動物看護の知見や取り組みが共有されました。
会場では、講義や基調講演、ワークショップ、ショートコミュニケーションなど、多岐にわたるプログラムが実施されました。動物看護師の役割や専門性、チーム獣医療における重要性、動物福祉に配慮した看護ケアなど、各国の現場で共通するテーマについて活発な意見交換が行われました。
国際学会での講演
黒瀬看護師長は本学会において、「Practical Small Animal Restraint: Humane Handling using Biomechanics – Restraint of Aggressive Cats」をテーマに講演を行いました。
発表では、「猫は小さな犬ではない」という考え方をもとに、犬とは異なる猫の解剖学的・行動学的・心理学的特徴を踏まえた保定方法について紹介しました。
動物病院の臨床現場では、診察や処置を安全に行うために保定が必要となる場面があります。一方で、動物に過度なストレスを与えないこと、スタッフや飼い主さまの安全を守ることも非常に重要です。
特に、警戒心が強い猫や攻撃性を示す猫に対しては、犬と同じ方法で対応するのではなく、猫の身体的特徴や行動特性を理解したうえで、より適切なアプローチを選択する必要があります。
黒瀬さんの講演では、生体力学に基づいた猫の重心や身体の動きに着目し、タオルを活用した低ストレスで安全性の高い保定方法が紹介されました。実際の症例動画も交えながら、動物への負担を抑えつつ、医療行為を安全に実施するための工夫が共有され、参加者にとって実践的な学びの機会となりました。
Appreciation Awardを受賞
今回の発表内容は高く評価され、黒瀬看護師長は学会事務局より 「Appreciation Award」 を受賞しました。また、スピーカーとしての貢献を称えるメダルも授与されました。
国際的な舞台で、VCA Japanおよび日本の動物看護技術を発信し、その取り組みが評価されたことは、当社グループにとっても大変意義深い成果です。
国際交流を通じた学び
発表後には、アジア各国の動物看護師との意見交換も行われました。国や教育制度、臨床現場の環境には違いがある一方で、動物のウェルフェアを高めたい、より良い看護を提供したいという想いは共通しており、国境を越えたつながりを感じる貴重な機会となりました。
また、今回の学会参加を通じて、動物看護師が専門職として知識や技術を高め、臨床現場で主体的に役割を果たしていくことの重要性を改めて確認する機会にもなりました。
動物医療の現場では、獣医師だけでなく、愛玩動物看護師をはじめとする多職種の連携が、動物たちにとってより良い医療を提供するうえで欠かせません。
今後に向けて
VCA Japanでは、今後もグループ内の知見や経験を活かしながら、動物たちへのより質の高い看護の実践に取り組んでまいります。
また、スタッフ一人ひとりが専門性を高め、国内外で学びを深める機会を大切にしながら、次世代を担う人材の育成にも力を入れてまいります。
今回の黒瀬 看護師長の講演および受賞を励みに、VCA Japanグループ全体として、動物看護のさらなる発展と、動物たち・飼い主さまに寄り添った医療の提供を目指してまいります。